自然体のおしゃな人はひけらかさない
自然体なのにお洒落な人っていますよね。服装は個性的でも奇抜すぎず、とてもその人に似合う雰囲気の服を着ているような人です。
そういう人は持ち物も洗練されていますね。高価なものというわけではないけれど、それなりに見えます。長く使えるいいものを探している人でもありますね。
おしゃれを自認する友人がいます。そのタイプの人と正反対なんです(笑)。そもそも自然体のおしゃな人は人にひけらかさないんですよね。
彼の問題は年がいもなく若者に混じり、かなりムリをして派手目のシャツを買おうとすることなんです。
身の程知らずというか、身体のラインにぴったりくるような服を買いたがるわけです。でも、彼はぽっちゃりしています。
まわりからは「次はよく考えて買いなさいよ」と言われるのですが、そんな忠告もむなしく、いつもお気に入りの服を選び、試着室へ向かいます。
でも、試着室で鏡の前に立つと、違和感がこみあげてくるようです。
「なんかちがうなあ…今まで買ってたポロシャツはたっぷりしてたからごまかせたけれど、これじゃ確実に腹まわりのラインがはっきりわかるんだよなあ。これも体型を強調しすぎるデザインなのか…」
そうです、もうあなたの体型ではムリなんです。店員がにこやかに近づいてきても、ほだされて買うのはそろそろやめたほうがいいと思うんです(笑)。
マダガスカルの復元計画
一九九〇年頃。マダガスカルで広大な面積を占めていたアルオウディア・プロケラの乾生林がいたるところで姿を消しました。そこで復元のボランティアが計画されたという話を以前に聞いたことがあります。
復元には五段階のシステムがあります。とはいっても、本来の樹種だけを植えるのではないところがおもしろいところ。
第一段階は外来種の除去。輸入され、栽培されているうちに野生化したサボテンがこれにあたります。サボテンは刺があって、茎や地下部の一部が残るとまた生えてきて作業はたいへんだそうです。
二段階はアルオウディア・プロケアの植樹。
三段階は薬草、観賞用に売れる植物を木と木の間に植えます。換金性のあるものを栽培することで住民の自活をサポートするんですね。
四段階はいなくなった動物を連れてくる。つまり、動物が食べられる草などを植えるわけです。たとえば蝶ならば蝶に関係のある植物を植えます。
五段階は住民との共存。薬草を植えたり、木工細工用の木を植えて食器、動物の彫刻などの観光用品ですね。
さらに学校の開設です。住民が自活しながら、子どもの世代に木の大切さを教えてくれるようになります。
これは短期間の復元は無理なようで、普通10年がひとつの目安になるそうです。住民の子どもが大人になるときに結果が現れるわけですね。
たいへんですが、やりがいのある仕事なんですね~。
「量」の問題かも
結婚もしていない、彼氏もいないという30代半ばのある女性。休日はパチンコ三昧だそうです。昔からパチンコが好きで、貯金もほとんどないとか。
「ギャンブル依存症」の人たちを心理学者や精神科医などの「治す側」の人たちがいろいろ言うけれど、依存症ではない人たちにわかるのでしょうか。
「ギャンブル依存症」も「アルコール依存症」もまったく同じだと思います。
何回もやめようと思ったのに、何回も誓いを破って自己嫌悪。ですが、どちらにも言えるのはやる、やらないではなく、「量」の問題じゃないでしょうか。
私はギャンブルはやりませんが、アルコールはほぼ毎日のように飲みます。で、これはよくないなあと思いながら飲んできたわけです。
でも、少しずつ変えてきたのが「量」です。今日はこのくらいでいいやというように。またはそとで人と飲むと飲みすぎるのがわかっているので、そとで飲む機会を極端に減らしたことです。
自分が喫煙者でなくても、タバコの副流煙はそうとう吸い込みますし、問題以外の部分で自分の健康を害する危険もありますから。
私は人間がパチンコ台に向かっている横顔を見ると、ぞっとします。どこか、人としての感受性を失った姿をそこに見るからです。
彼女には自分を大事にして、ほどほどに甘やかして生きてほしいと思います。